開院以来３０年が経過し、今では赤ちゃんの時から予防接種や病気で親に連れられて通院してくれていた患者様が、今度は自分が親となり、子供を連れて来院されたり、100歳近くになられた患者様がひ孫様と一緒に元気に通院される光景もしばしば見られるようになり、この30年間、世代を超えて多くの方々にご支持いたたき、「かかりつけ医」として関われたことに日々感謝しております。
これからの30年にむけて、より多くの皆様に住み慣れた地域で少しでも長く、元気に安心して暮らしていただくために「かかりつけ医」として何ができるか、何をすべきかを考えると、大きな責任に身が引き締まる思いです。
お身体に関して不安なことがあれば、どんな些細なことでも構いません、まずは一度ご相談ください。あなたの訴えに真摯に耳を傾け、一緒になって問題解決できるように精一杯努力いたします。
そして、これからも健康に関して困ったことがあった時、まずは西出医院に行ってみようと思っていただけるなら、喜んであなたの「かかりつけ医」にならせていただきます。
少しでも安心して日々健やかに自分らしく暮らしていただけるように、あなたにとっての最良の道を一緒になって探しいきましょう。そのために「かかりつけ医」として一生懸命努力いたしますので末永くよろしくお願い申し上げます。
医療法人西出医院 院長 伏見知浩
私が医師を志したのは身近な人が病気やケガで困った時に助けになりたいという理由からでした。 そのため、卒業後は年齢、性別、内科、外科などの区別なく、あらゆる急性病態に対応できる「医の原点」ともいわれる救急医療の道に進みました。 救命センターで生死をさまよう重症患者の治療をメインにしてまいりましたが、救命できても大きな後遺症が残ってしまい、自宅に戻れない患者様を多々目の当たりにしてきました。そのような患者様は大きなリスクを抱えているにもかかわらず、症状がないからと病院には行かず、定期的な検査も受けていないといった方が大半で、普段から「かかりつけ医」で定期的に診てもらっていたらこのような結果にはならなかったのではと疑問をもつようになりました。
その後、医学生時代からお世話になっていた先代院長との縁もあり、西出医院で診察させてもらうことになったのですが、健康寿命をはるかに超えているにもかかわらず、定期的に通院され、元気な顔を見せてくださる患者様や、大病を患い、通院が困難になっても、色々な方々に支えられながら、自宅で自分らしく暮らしている患者様と多く関わらせてもらい、「かかりつけ医」の重要性を改めて痛感することになりました。それが転機となり、自分が「かかりつけ医」として医師の責任を全うすることができれば、少しでも地域の活性化に貢献できるのではと考えるようになりました。
住み慣れた地域で、自分らしく、元気に暮らしていただくためには、日頃より自分の健康状態を適切に把握し、問題があれば早期に対処することが重要です。 具体的には、症状がなくても健診などで定期的に自分の健康状態をチェックしてもらう、健診で何らかの問題を認めた場合には、将来、大病を引き起こさないように予防してもらう、運悪く専門的で高度な治療が必要になった場合にも、早期に適切な病院を紹介してもらう、などです。 また、専門病院で専門的、高度な治療が終了した後にも様々な不安があると思います。 引き続き、普段の状態をチェックしてもらい、治療を継続する必要もあるでしょうし、自宅で生活するために、介護サービスなどの様々なサポートが必要となる場合もあるからです。
それら様々なお身体に関わる問題を皆様と一緒になって解決してくことが「かかりつけ医」としての使命であると私は考えております。 だからこそ、ぜひ皆様には「かかりつけ医」をもっていただきたいのです。 皆様がご自身やご家族の健康のことで疑問や不安が生じた時に、「西出医院に相談に行こう」とすぐに思い浮かべてもらえるような診療所を目指し、また自分自身も「かかりつけ医」として皆様にとっての最良の道を一緒に見つけていけるよう、日々頑張っております。 どんな些細な事でも構いません、自分のお身体で気になることがあれば、ぜひ気軽に相談しにきてください。
